みらいの健康づくりの種蒔きとなる研究に
神奈川県みらい未病コホート研究のホームページをご覧頂きありがとうございます。
研究責任者を務めております、成松宏人(なりまつ・ひろと)と申します。
神奈川県みらい未病コホート研究は、住民の皆様が、健康で長生きできる社会を作っていくための、学術的な土台となる研究です。2016年に日本多施設共同コーホート研究 (J-MICC研究)¹⁾の共同研究として、神奈川県西部で始まり、神奈川県による未病改善の取り組みと連携して、神奈川県全域に拡大しつつあります。現在では、神奈川県立がんセンター臨床研究所と神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科が神奈川県の協力を得て、綿密に連携をとりながら推進しています。
神奈川県みらい未病コホート研究は「ゲノムコホート研究」です。健康な方のゲノム情報や生活習慣などの情報を、同意をいただいた上で収集させていただき、参加していただいた方の健康についての情報を長期間にわたって追跡させていただきます。これにより、ひとりひとりに合った、病気の予防法を明らかにするための研究結果が得られることが期待されます。
そして、現在、未病指標の精緻化事業やヘルスケアロボットを活用した介護予防プログラムの開発²⁾など、このコホート研究の基盤を使った様々なプロジェクト(ME-BYO and ME-RISEプロジェクト)が始まっています。
みなが健康で長生きできるみらいに向けて多くの種を蒔き、みなさまと共に地域に育てていきたいと考えています。
本研究へのご支援を何卒よろしくお願いいたします。
神奈川県立がんセンター臨床研究所がん予防・情報学部部長
神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科教授 成松宏人
1)名古屋大学医学系研究科を中心に始まり、全国で既に10万人以上が参加している大規模コホート研究
2)ヘルスケアロボットHALの腰タイプを活用して、フレイル、プレフレイルと診断された高齢者に対して有効な介護予防プログラムを開発するための研究